良いネクタイ :  良いネクタイの選び方・条件(特徴)とは

締めやすさ・こだわり・高品質・信頼性

日本人のアイデンティティ『ものづくり』を支える、世界に誇る日本の技

誇らしい日本製(メイド・イン・ジャパン)のネクタイ

1)天然素材・シルク

 シルクの特徴

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シルクのネクタイの大きな特徴ば、第一に手触りです。シルク独特の手触りとなっています。
シルクは第二の肌と言われるほど、軽くてなめらかな手触りとなっています。
また、繊細な色合いが表現できることも特徴です。
非常に柔らかいのでネクタイとしては結びやすく、光沢もシルクならではの特徴の一つです。

 

2)手縫い(ハンドメイド)

 

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昨今、日本でも手縫い(ハンドメイド)による職人技が見直されています。
特徴は適度なふくらみがあり、上質感が漂います。
 

たるみ糸

20160807-5.jpg 高級な手縫い(ハンドメイド)のネクタイの証ともいえる「たるみ糸」は、大剣(または小剣)の裏側についているループ状の糸のことで、ネクタイの裏側を縫い合わせている糸の余り部分になります。このように縫い糸の先端に余裕をもたせることで、1日のハードワークを共にしたネクタイは、たるみ糸を調整し、形状を整えてあげましょう。糸が出ているからといって、たるみ糸を切ることは、絶対におやめ下さい。糸と生地の破損を防ぎます。

 

はなかん留め

20160807-6.jpg 通常のかん留とは違い、花のような装飾をしています。そのため手作業の為に手間暇が倍以上かかります。
はなかん留とは、ネクタイの大剣の裏の部分にあるネクタイ生地の縫い留めのことです。


 

3)ウール芯

 

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毛芯とサンペルという薄いガーゼのような芯の2枚をかみ合わせよれにくくしっかりと加工。

天然ウール芯を使ったネクタイは、柔らかく締め心地が良いのが特徴で、締めたあとに変な癖がつきにくく、安定感があります。

ネクタイをはずして次に締めるときまでにその形が自然と元に戻っているのは、自然復元力を持つウール芯地の力です。
安価なネクタイは、芯地に本毛芯ではなくポリエステルの芯地が使用されているものがほとんどです。


 

 

4)裏地

 

20100712224641.jpg 一般的に剣先の裏地はポリエステルの無地を使用しますが(現在はポリエステルの柄物も一部あります)
同生地を用いると、使用する生地を通常より約2割多く織らなければならず、非常に贅沢な仕様です。


 

5)ネクタイ(生地)がよれない

 

20160807-9.jpg 確認方法:小剣の端を軽く持ち、ネクタイを上から吊るして 軽く数回振り、ねじれができないか確認します。

 

ネクタイは、生地の縦方向に対して45度の角度で裁断をします。
(”正バイアスで裁断をする”という表現を用います)
この方法で裁断すると、ネクタイを結んだ時に力が均一に働き、締めたネクタイがまっすぐ下がります。
また、正バイアスで裁断することにより、結び目がゆるみにくく解けやすく、しわが伸びやすくなります
 

 

6)結び目がきれい

 

ネクタイを結んだ時の見栄えが重要です。
安価なネクタイは見栄えが良くないのです。
生地がシルクでも、縫製は機械でプレスなのでふくらみがありません。
見栄えを演出するには、良質な素材・手縫でしか出せないふっくら感なのです。